「自然観察が趣味」という旨が伝わらない件について。
趣味の話題で、「趣味は自然観察です」とこたえると、誤解を招くものだと知った。
「あ、アウトドアがお好きなんですね(テントやキャンプ場の話へ移行)」とか、
「まあ、エコな意識高い系の方ですか(ここで会話は終了)」とか、
「それも悪くない暇つぶしですね(意外とこれが一番当たってる)。で、趣味は?」とか、
そんなふうに解釈される。
私が「自然観察が趣味」で伝えたかったニュアンスは、
買ってきたトマトが一つ腐っていたら、腐りきるまで確認してみるとか、
光や風の向きを感じたり、道端のいわゆる雑草の成長を追ったりするような事なのだ。
趣味人の例にもれず、
少なからず「すっげー感動するから一緒にどうよ」みたいな気持ちも含んでいる。
「V系ライブ巡りが趣味なの。ライブ盛り上がるよ今度一緒に行こうよ♪」みたいなノリね。
意を決して趣味を自白したのに、良さが伝わってないっていうオチなのが、面白悲しい。
そして、なんだか相手を嘘で騙しているような気がして、モヤモヤしていた。
インドア派だし、モブだし、とはいえそこまで生産性に無頓着というわけでもない。
自分の発する言葉は、実際とだいぶ違う印象を与えてしまっているんだろう。
原因を考えた。
「自然観察」という概念が、ステレオタイプに含まれていないからなのだろうと思った。
なので「市街地でのバードウォッチングが趣味です」と伝えるようになった。
それからは、印象がズレなくなったと思う。
そしてありがたい事に「バードウォッチングって何が楽しいの?」と、
興味を持ってくれる人にも出会えるようになった。
でも私はモブなのでウィークポイントがわからず、いまだ良い返事ができていない。
楽しい要素しかないと思っている時、楽しい点を説明するのは難しいのだ。
今度、他者にバードウォッチングの良さをきかれる事があったら、
「鳥に逢えると、ガチャでSSR(スーパースペシャルレア)が出た時のような気分になる」
と、伝えようと思っている。これで伝わるはず。知らんけど。
そして、これが伝わるなら、自然観察の楽しみも伝わるはず。と思っている。
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